2025年12号 ARCHIESで知人の 上野宗孝さん が出ていたので読んでみました。
上野宗孝さんは、日本の宇宙開発分野における非常に重要な人物です。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙探査イノベーションハブセンター技術領域主幹を務め、数々の主要な宇宙ミッションに貢献してきました。
■主な実績と功績
複数の主要ミッションへの貢献:
赤外線天文衛星「あかり」
金星探査機「あかつき」
小惑星探査機「はやぶさ」
これらの歴史的なミッションにおいて、ミッション機器技術グループ長やチーフエンジニアなどの要職を歴任し、技術開発やプロジェクト推進の中心的な役割を担いました。
■月・火星探査の未来を築く
現在、JAXAの「宇宙探査イノベーションハブ」で技術領域主幹として、2050年を見据えた月面・火星での長期的な人類の活動拠点(生命圏)の実現を目指す研究開発プロジェクト(ムーンショット型研究開発事業)を推進しています。
AIやロボット技術を活用し、SFのような月面居住区を現実にするためのロードマップを描いています。
■産学連携とスタートアップ支援
大学教授(大阪大学、神戸大学客員教授など)を兼任し、後進の育成にも尽力しています。
日本の宇宙関連スタートアップ企業(ArkEdge Space、ispaceなど)のシニアアドバイザーも務めるなど、新しい宇宙ビジネスの創出と産業育成にも積極的に取り組んでいます。
■専門性と多様なキャリア:
京都大学で物理学の博士号を取得後、東京大学を経てJAXA宇宙科学研究所へ。
観測天文学から太陽系科学、科学機器開発、システム工学に至るまで、極めて幅広い専門分野を持っています。
※
上野さんは過去の「はやぶさ」のような成功ミッションを技術的に支えつつ、現在進行形で「月面居住」という未来のSF的挑戦を現実のものにしようとしている、日本の宇宙開発を牽引するキーパーソンです。
歴史に残る仕事をしている人達がいっぱいですね!
凄すぎてアングリします!!!
JAXA宇宙科学研究所に伺い、今後ご協力いただきながら進めていく事業について打ち合わせをしてきました。せっかく訪問したので、もちろん視察もさせていただきました。
今回は一般展示エリアから始まり、世界でもNASAとJAXAしか保有していない「惑星物質試料受入れ設備(キュレーション施設)」も特別に見学させていただきました。ここでは、探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの粒子、そして「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの物質、さらにNASAから提供されたOSIRIS-RExによる小惑星Bennuの試料などが調査・研究されています。(※撮影禁止)
また、月面環境を模した実験エリアも拝見できました。ちょうど某研究機関がテストを実施しており、研究機関の方のご厚意で、その貴重なテストの様子を特別に見せていただくことができました。(※こちらも撮影禁止)
普段は立ち入れない場所をたくさん見学させていただき、正直、打ち合わせ以上にワクワクしました。
そして、お土産にステッカーもたくさんいただきました。

