今、やっている仕事は半導体不足の影響でとにかく通常とは違う方法を考えながら結果を出さなければ行けないので大変です。
もうルータは入手不可な為、既存環境から簡単な事しかしていないルータを入手可能な機器と差し替える事で、本番分の台数を確保すると決めて動いてます。
幸いこのお客様はある作業中に急遽 L3スイッチが必要な場面があり、予備機で置いてあったルータをL3の代わりに使って、それがそのままになっている場所があり、ここを L3スイッチに差し替える事でルータが2台ゲット出来ます。
あとインターネット接続でPPPoEやDS-Lite接続しているルータがあるのだけど、下記写真の小型シングルコンピュータにルータOS(Linux)を入れて差替えが出来そうです。
こんな小さいですがイーサネットは両方ともギガなので、DS-Lite接続でも自宅で 700Mbpsも出ます。
ちなみにPC画面中のプロトコル Dual-Stack Lite (RFC6333) で設定する事で DS-Lite IPv6 over IPv4 って言い方で良いのかな? で接続出来ます。このNICが2つ付いたシングルコンピュータが 7,000円くらいで購入出来ます。実際使いたいルータは 125,000円で、用途だけ考えたらコレで良いと思うのですが・・・
とりあえず市販品じゃないと保証とかの問題があるので、とりあうえず本番に必要な台数は確保出来る計画です。
まあ遠回りして面倒だけど、無理矢理用意するルータも古くて、今回の工事で全て入れ替える予定だったので、半導体不足も収束したら、全て入れ替えだから機器購入、設定、設置工事と新たな仕事になるので悪くはないですね。
※お客様に「木村さんは、何か起きても必ず代替え案をいくつか持っている」と言われ、そこに気がついて貰えたのはとても嬉しかったですね。
曖昧な仕様や調査でブラックボックスが残っていても進めてしまう仕事って多いんですよね。正直言って不安な訳で、だから自分は起きるかもしれない可能性を事前にシミュレーションしておいて、その場合の対策を考えているんです。
こんな考え方を何十年もしているからネガティブに見られるのですが、実際はポジティブだと思っています。
43台終わりました。
あと75台もあるよ・・・ 重たくて腰がヤバイです。
今日からスイッチの設定作業です。
全部で 118台 あるので、何度かに分けて会社へ取りに行って、箱出してコンフィグ設定してテプラ貼って箱に戻して、箱に物理工事の時に解りやすいよう設置場所の紙を貼って会社に持って行くをしばらく繰り返す感じです。
今回のネットワークはセグメントが17個あって、ネットワーク障害を起こした場合の影響を少なくする為に、ほぼ物理的にセグメントが分かれています。一部小さなネットワークで影響が少なく工事費の方が高い場所だけ VLAN によるセグメント分離します。とりあえず スイッチにIPを振って LAG設定 と IP電話系 があるので QoS 設定くらいです。ただしネットワーク工事は物理的に分けた関係から、配線のお化けになっており大変です。
今回は半導体不足と予算の関係で触った事が無いメーカのスイッチなので、設定し動作検証を良くしてから全ての機器設定をしないとなので、ボーとしながらいつもの流れで出来ないですね。
2022年度まで半導体不足は解消しないようなので、しばらく見たことの無い機器を色々と触る事になりそうでちょっと不安ですね。