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renma 第4回公演
「巷説百物語−小豆洗い−」終了記念
スペシャルインタビュー


ももすけでゴぉゴぉ
 
 
シグネチャ公演を無事に終えたさやかさん。
その熱まだがさめやらぬ8月某日、舞台にかける意気込みとこれからの抱負についてメールで語っていただきました。


 
     
 
 
− はじめに今回の演目について。「巷説百物語り」というのはみなさんで決められたのですか? それともどなたかのアイデアなんですか?

◆みんなでやりたい作品をかなりたくさん持ち寄って、回し読みをし、あーでもないこーでもないと議論を重ね、今回は、みんなで一つの物を!! と、べんさん(高田勉さん)の持ってきた「巷説百物語」に決まりました。
ここまで来るにも紆余曲折あったのですよ。

 


renma



 

− 今回はなんと男役だったわけですけど、役が決まったときはどう思われました? また実際に演じてみての感想はいかがですか? 衣装がだいぶ重かったという話しも聞きましたが……。

◆やってみたいとは思っていたので、嬉しかったですし、これで少しは、イメージ変わるかなと期待もしてたんですけど・・・。
どうだったんでしょう。
役に関しては、すごく難しかったけど面白かったです。

どうしても最初の頃は男の人、男の人、て言う意識が強くて、声だけ低くしようとしたり、暗くなってしまったり。結構皆さんのダメ出しの嵐でしたよぉ。(涙)←ウソウソ。  

衣装に関しては、稽古の時浴衣を着たりしたのですが、途中でお腹から足にかけて、かぶれてしまってかゆくて稽古着を着れなくなり、治ってきたところ本番に突入!!!  結構拷問でした。
バスタオルにふつうのタオルに、まあ色々巻いて、しかも男役なので帯の位置が低いぃっ!!
腰骨の所が一番きつかったです。汗だくでしたしね。
汗吸ってさらに重くなって・・・いやな感じでしょ?



renma



− 公演中前半はずっと正座のままですよね。正座って平気なほうですか? ちなみに、ワタシはダメですね……。

◆いやぁ、私もダメですぅ。稽古中はしょっちゅう足がしびれたようっ、って半泣きでした。
本番は、足袋に脚半に草鞋でしょう。もうしびれる要因が山のようにあって。
特に草鞋!!百助は暗転中移動して真ん中から出て来なくちゃならないのでずっと履きっぱなしなんですよ。草鞋のひもの部分が足に食い込んでねぇ。本番後の足を見せて差し上げたかったくらい。
ちうさんのいらした初日は、マジで、円海の叫んだシーンの時に動こうとしたら左足がへにゃってなって、暗闇の中で、感覚のない足を手でどうにか移動させて、しびれが切れるのを待ちましたよ。
真ん中から出るとき、足が動くか心配したくらいです。
でも、次の日からは、学習しました。座り具合とか、微妙に動くとか。
やぁ、やれば何とかなるもんですねぇ。
 


renma



  − 猛暑の盛りの公演ということで稽古もたいへんだったと思います。 ふだんの renma ってどんな雰囲気なんでしょう? 今だから話せる裏話ってありますか?

◆普段のrenmaですかぁ。・・・変です。
うすいさんは、小豆ばらまく音のパラパラって言うところを気に入っていたらしく、
「パラッパラッて音がするんですよ。あれはモーニング娘が・・・」 てぱろってみたり。
「しょりしょりと音がするんですよ。あれはひげを剃る音なんで ございますよ。」 てやってみたり。
べんさんなんかは、セリフが記憶できなかったり出て来ないと、脳に「海馬(編者注:脳の器官の名前)腐れ小僧が出た!!」と言ってみたり。
ちうさんのいらした初日は、マジでうすいさんに海馬腐れ小僧が出ましたよぉ。 百助顔面蒼白、冷や汗か脂汗か・・・。て感じでしたもん。 でもまぁ、乗り切ったので良しとしましょう。楽しかったです。 かといって、いつも楽しいわけではないですけどね。

芝居、語りに関しては、みんな真剣です。厳しい意見も飛び交います。 それが良いんだと思います。

本番前は皆気合いを入れるため、舞台上に集まって、
「ふぁいとぉっ!!いっぱあぁっつっっっっ!!!!」
をしてました。
あと、舌が回るように?「おれはやるぜ!おれはやるぜ!おれはやるぜ!」三連発。やり終わると、「おれはやったぜ!おれはやったぜ!おれはやったぜ!」三連発。
これは、知る人ぞ知る「動物のお医者さん(編者注:佐々木倫子さんの人気漫画。ハムテル〜)」です。確か谷もっちゃん(谷本卓美さん)が始めたような・・・。
円海バージョンで「俺は陵辱したぜ!(編者注:劇中、女性を陵辱した過去をもつという役柄なのです。)」三連発もありましたっけ・・・。 みんな壊れてました・・・。

本番は皆テンションが上がって壊れるものです!?


renma



− 公演パンフにあったコメント「火暴!」がはいったい……? しかも横倍角だし(笑) ウケねらいに行きました?

◆違うんですよぉ。いっぱいいっぱいだったんですよぉ。
パンフのためのコメントを。と言われていたのですが、その時の私は、考えられるほど余裕は無く、「百助で爆発だぁっ!!」て感じだったのです。
パンフを作って下さったPONさん(ブティック ロワゾ・ブルー)にも、
「爆!で良いです。考えられません。」
って。ほんと、いっぱいいっぱいでした。前々週ピアノの発表会でしたしね。(言い訳?)
の割には、本番はじけちゃって、楽しくて楽しくてたまりませんでしたけどね。
その辺が、私なんだろうなぁ。お客さんがいるって素晴らしいっっ!!
 


renma



  − では、気が早いですが次回公演に向けての抱負と、みなさんへのメッセージををおねがいします!  

◆また、新しい事に挑戦していきたいと思ってますので、これからもどうぞよろしくですっ!!  
いろんな私が、まだまだ眠ってる!私はそう思ってます。
みなさんにも、いろんな自分がまだまだ隠れているハズ。 さあ、解き放て!!新しい自分を発見しよう。 一緒にっ!!
まだまだ捨てたもんじゃない自分を確認しよう!


renma



百介− ご協力ありがとうございました! よい夏休みを過ごしてください。

◆はーい。ありがとうございました。


 
 
   
(2000年8月吉日)
 
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